データを収集することで、企業は広告のターゲティングや製品の改善、販売トレンドの予測など、貴重な知見を得ることができます。一方、以前に増して、消費者にとって企業によるデータ収集は大きな関心事となっています。いわゆるデータプライバシー問題です。この問題に対し、企業は信頼性を示し、消費者の信頼を得ることが求められています。本記事ではその方法をご紹介します。
シスコの「2022年消費者プライバシー調査」によると、回答者の79%が「企業が自分の個人データをどう扱っているのか理解していない」と答えています。しかし、これは消費者が自分の情報を共有したくないということを意味するものではありません。それどころか多くの消費者は、企業が個人情報の取り扱いや個人情報の保護について信頼足り得るのであれば、個人情報を共有し、その対価を得ることを望んでいます。
シスコのレポートによると、消費者は、信頼を築くために企業や組織が取るべき最も重要な行動として、次のようなことを挙げています:
これらは、データの可能性を最大限に引き出しながら、消費者の信頼を得るために企業が取ることのできる、具体的なステップのほんの一部です。以下では、企業がデータ・プライバシーの問題を克服するために使用できる5つの基本的な原則について説明します。
シスコの報告書が示すように、ほとんどの消費者は、企業が自らのデータをどのように収集し、利用しているのかを知らないでいます。企業は、データの取り扱いについて透明性を保ち、明確に表現されたデータプライバシーポリシーを通じて積極的に情報を発信することで、最初の一歩を踏み出すことができます。プライバシーポリシーには、以下の内容が含まれます:
プライバシーポリシーは、読者にわかりやすく、訪問者が直接アクセスできるWebページに掲載されることが推奨されます。
2点目として、企業は消費者の同意を得てから情報を収集しなければなりません。多くの個人情報保護法では、消費者データを収集および使用する前に、企業がユーザーの同意を取得し、文書化することを義務付けています。その責任を放棄してデータを収集した場合、企業は違反行為や規制当局からの罰金のリスクにさらされることになります。さらに企業は、個人データの非倫理的な使用により、物理的あるいは非物理的な損害が証明されたデータ主体からの法的措置に直面する可能性もあります。
責任あるデータ収集の一環として、(ユーザーデータから収集した)消費者のインサイトに対して責任を持って使用することが挙げられます。例えばあるブランドが、オンライン上の行動パターンに基づき、ロイヤルユーザーに通知をプッシュするのに最適な時間帯を特定できたとします。ブランドはこの知識を乱用することを控え、代わりに消費者の体験をパーソナライズしたり、ユーザーの問題を解決したりすることで、この知識を消費者に価値提供を行うために使用することが求められます。
顧客行動分析やターゲットマーケティングなど、ユーザーデータがその役割を果たした後、ユーザーデータの匿名化が検討されるべきです。データの有用性を維持したまま、顧客の身元を保護することができます。
消費者のデータが匿名化されるまでに、さらなるマーケティング目的で使用できる期間(例えば30日間)を企業側で設定することもできます。
企業は、消費者が自分のデータをコントロールできるようにすることで、消費者の信頼を得ることができます。消費者に以下のような選択肢を提供することを検討しましょう:
消費者に権限を与えることで、企業はユーザーのプライバシーと消費者の権利に対する認識を示すことができます。
最後に、企業が自社におけるデータ責任を負うことで、データプライバシー問題に対しての取り組みを徹底することができます。以下のステップをご参照ください:
企業におけるデータに対する責任を持ち、透明性を保ち、データ収集に責任を持ち、ユーザーデータを匿名化し、消費者が自分の個人情報をコントロールできるようにすることで、データプライバシー問題を克服することができます。それにより企業はプライバシーを保護する姿勢を示し、消費者との信頼を築くことができます。
トレジャーデータはデータプライバシーを最重要視しています。トレジャーデータが提供するエンタープライズ企業用途に対応するCDPであるTreasure Data Customer Data Cloudは、世界中のFortune 500やGlobal 2000の企業から信頼され、データの非公開、安全、プライバシー規制への準拠を維持しています。さらに、トレジャーデータは最新の規制(図1参照)に準拠した、強固なデータ基盤上に継続的に構築しています。
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