シスコの「2022年消費者プライバシー調査」によると、調査対象消費者の76%が、自分のデータを信頼できない事業者からは購入は行わないと回答しています。さらに回答者の81%は、企業が個人情報をどのように扱うかが、企業が顧客をどのように捉え、尊重しているかを示す重要な指標であると回答しています。
データプライバシーとデータセキュリティは、どちらも消費者の信頼とロイヤルティを獲得するために必要不可欠なものです。もう少し詳しく見てみましょう。
消費者は、データに関するプライバシーとセキュリティの両者に価値があると考えていますので、どちらか、あるいは両者が侵害される危険性がある場合には、積極的に行動します。シスコの報告書にある調査結果を見てみましょう。
消費者は、データに関するセキュリティとプライバシーを自然に関連付けて考えています。しかし、両者に互換性はなく、別のコンセプトとして存在していることを認識しなければなりません。
データプライバシーは、データの収集、利活用、共有の手法にフォーカスするものですが、確固としたデータセキュリティの基盤がなければ、どんなデータもプライバシーを守ることはできません。
消費者プライバシー法は、ユーザーが自分の情報を企業に提供する範囲を制限し、自らのユーザーデータを完全に削除する権利を保証するものです。
データプライバシーの軽視がもたらす結果は深刻なものです。(米国内で活動する)世界中の企業は、米国連邦または州レベルにおいてすべての規制を遵守した上でデータを収集し、使用することを保証しなければなりません。異なる司法管轄区にまたがるプライバシーのコンプライアンスを維持する際に、多国籍企業は特に注意を払う必要があります。プライバシー法を遵守しない場合、企業は高額な罰金、顧客喪失による金銭的損害、業務停止などのリスクにさらされます。
データセキュリティ
データプライバシーとは対照的に、データセキュリティは機密情報を安全な状態に保つことに重点を置いています。企業は、以下のような外部および内部の脅威に対して常に注意を払う必要があります。
データプライバシーは、政府の規制や適用される法律によって法的に定義されていますが、データセキュリティは主に企業における責任です。データセキュリティに注力しない場合、企業は重要かつ機密性の高いデータ資産を失うリスクがあります。
包括的なデータセキュリティポリシーがカバーするのは、3つの重要な領域です。下記にて詳細に解説します。
企業は、誰がアクセスできるのか、またどのようなデータにアクセスできるのかを管理する必要があります。すべてのデータ資産は、このことを念頭に置いて整理・分類しなければなりません。機密情報は、不注意による誤用や盗難を避けるため、許可されたユーザーにのみアクセス権限を付与すべきです。
機密情報には次のようなものがあります。
個人情報へのアクセスを制御するために、企業における責任者は、チーム構造、役割、または部署に応じて、フォルダベースのアクセス権限を適用することができます。このプロトコルは、すべてのユーザーが必要なデータだけにアクセスできることを保証します。また、プライバシー関連の法規制を遵守するために、データのライフサイクル全体を通して、アクセスや使用方法に説明責任と透明性を持たせる必要があります。
企業は、機密データを特定し、アクセスを制御することに加えて、以下のデータセキュリティプロセスに注意を払う必要があります。
このようなセキュリティプロセスの導入は、データが単一の場所に格納されている場合、実現はスムーズです。このアプローチにより、エンドツーエンドのデータガバナンスと管理が一元化され、データ管理者が迅速に脅威を特定し、対処することができます。
データは保護されるべきものですが、同時に利活用が意図されています。そのため企業には、データのプライバシーとセキュリティを担保しつつ、データを活用できるデータセキュリティのためのソリューションが必要です。
要約すると、企業はデータプライバシーとデータセキュリティのどちらかを選択するのではありません。消費者の信頼を獲得し、プライバシー規制遵守を維持するためには、両者が重要です。
データプライバシーとデータセキュリティを確保するために、企業はアクセス権限を管理し、セキュリティプロセスを確立し、コンプライアンスを維持しながら、自社が保持するデータの可能性を最大化するために適切なソリューションテクノロジーを見つける必要があるのです。
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